FF12のお口直しに、と買ってプレイ。

開始20分で思った事・・・・「うん!明日売ろっと!!」

まず、フィールドのカメラワークが悪い。固定状態で、わけのわからない方向にカメラが向く。どこに向かっているのか、どこまで来たのか、全然分からない。
町の中でさえ見難く分かりにくいのだからひどい。

そしてプレイヤーキャラが歩くのが遅い。その割に町も広いこと。ちょっと宿屋に行くにも時間がかかり過ぎる。

セリフがすべてフルボイスなのだが、飛ばしたくても飛ばせないものもあり、イライラする。ボイスが入ってない方がマシ。

キャラクターの3頭身モデルが気持ち悪い。常にゼイゼイ肩で気持ち悪く息をしているし、完全に無表情。なまじフルボイスなので余計に気持ち悪い。
3Dモデルの演技力が全く感じられない。(ドラクエのキャラは演技力があって感情移入しやすかった)

弱いザコ戦闘でもボタンを押す回数が5人パーティだと最低10回もあるのに、それを飛ばす方法が無い。(ボタン押しっぱなしでコマンド連射にならない)
なのでいちいちの戦闘で何十回もボタンを押さなければならない。
ザコ戦だとめんどくさい。

山崎まさよしのOPテーマ曲。なんじゃそりゃと。どこがロマサガやねんと。

ゲームの操作性、インターフェイス面にはウルサイ人間なので、このへんの不満があるのはあまりにも大きいマイナスです。
僕はどんなにいいゲームでも、ロード時間が長かったりすると、即クソゲー扱いになるタイプなのです。

しかし、しかし、これだけの不満を抱えながら・・・・・

2週もクリアしちゃった。

良かった所は、ゲームシステムがすごい複雑で、難しい所。
だからシステムを理解し始めるとその複雑さがすごく面白い。

そしてサガシリーズらしく、ボスが強い。手ごたえのある難易度です。

ストーリー性はスーファミでプレイした時は何も分からなかったんですが、全体的にストーリー説明のサポートもあり、かなり分かる様になった。(とはいえ、他のRPGよりいいストーリー、というほどでもない)

最初、なんじゃこりゃ、と思った山崎まさよしの歌も、エンディングで聞いてみるとなぜか良い曲に聞こえ始める。
フルボイスにしても、全く意味の無い、ウザイだけのボイスというわけでもなく、確かにロマサガ1をリメイクするなら、ロマサガ1の世界観なら、フルボイスの意味がある、と思った。
(同じ場面で同じセリフを8人の主人公がそれぞれどのように言い分けるのか、楽しむのも醍醐味)

買う直前に友人からは、「数あるゲームの中でも最高クラスに音楽がいい。僕は2500円でこのソフト買ったけど、3500円のサントラ買っちゃったよ」
と言われてたが、確かに納得。作曲者イトケンすごい。ブルブルくる曲が何曲かあった。

とはいえ、これだけ不満点の多いゲームも珍しい。
確かに良さもあるんだけど、総合的評価は「微妙」だろうか。
移動速度がもうちょっと速いだけでも全然違うんだけどな・・・・

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