決勝最大のプレイミスとは?
2006年4月14日 マジック・大会レポその前に、私の自負する、決勝最大のファインプレイ?を言わなければならないでしょう。
ベスト4が決まった後、決勝までにかなり時間が空きました。
ここで、ただでさえ緊張に弱い谷井君はおかしくなってました。
ただでさえ、悪い顔色が、真っ青なのです!
そりゃそうか。初2日目。初フューチャー。初決勝。
緊張もするでしょう。
そして準決勝の相手は3回戦で当たった、チームKiosk。谷井君は、有利なボロスデッキに負けてるんですね。
「有利なんだから、勝たなくてはいけない」
ただでさえプレッシャーのかかりやすいチーム戦。そして決勝。そして有利、と分かっているマッチアップ。そして1回は負けてる。
すべての緊張のネガティブ要素が結集してます。もうなんか合体召喚しそうなぐらい。
そこへ谷井君、「胃が痛い・・・・」といってフラフラとどかかに消えていったりします。
「だめだこりゃ。片山君、谷井君は流石に無理ぽいな。僕がガンバルわ。グレーターギフトには2回当たったから、なんとか戦い方は分かる。」
そんな話をして、フラフラと空を見上げながら帰って来た谷井君に一言。
「ま、勝たなくていいから。有利、と言っても、こうゆう舞台で勝つ難しさは分かるしね。それに僕と片山君でなんとかなりそうだし。」
さらに、
「ここまで来れて、浜松までの旅費プリベントしたしな。十分よ。ミスって負けていいよ。」
ま、これが関係したかどうかは、わかりませんし、チャンプアタックもしちゃってるみたいですけど、結果、相手を瞬殺。さすが腐っても谷井君。で、僕はやっぱり負け。
そしてお待ちかね、最大のプレイミス、とは?
Game 1
震える手で初手を確認する北山。
《残虐の手/Hand of Cruelty》《闇の腹心/Dark Confidant》《屈辱/Mortify》《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》《平地/Plains》《永岩城/Eiganjo Castle》
これで黒マナがあればキープしたのだろうが、北山はマリガンを選択。一方、片山はキープ。
まずは北山が《酷評/Castigate》から。そこで確認した手札が
《差し戻し/Remand》《撤廃/Repeal》、残りは土地。
だが、この土地が問題だ。片山の前には既に《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》が置かれているが、手札にあるのが《ウルザの塔/Urza’s Tower》に《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》。そう、片山は何の苦もなくナチュラルに3枚を揃えていたのだ。だが、それを使うカードはまだない。
この場面です。分かるかな?
実は、谷井物語はほとんどアドバイスや相談はしてません。
個人スタンダードをバラバラにやってた、みたいな感じ。デッキもバラバラの調整。
でもたまに、片山君が初手のハンドを見て、
「さいとーさん、これキープしてもいいですよね?」
と聞いてきてました。
そこでの僕は、ハンドはほとんど見ずに
「いいんじゃない?」
と即答。ひどい時は、
「今コッチで精一杯なんだよ!自分で考えろよ!」
とか。でもそれはそれでいいんですよ。彼は青系のコントロールを長年使い続けている訳だし、僕の判断よりも、彼の判断の方が正しいに決まってるワケで。
しかし、決勝では谷井君の心配ばかりで、片山君の心配は何もしてませんでした。
この時も彼に聞かれたんですよ。
「これ、キープしていいですよね??」(ウルザトロン揃ってる、土地5枚ハンド)
「・・・・いいんじゃない?」
これがね。やっちゃったね。これマリガンですわな。
しかも他の2枚が差し戻し、に撤廃、て。
相手のデッキが名誉の手、残虐の手というイゼットロンにとっては、ダブルシンボルの灰色熊が8枚あるわ、 清麻呂の末裔も2/3のバニラだわ、というデッキ。
相手の「勝率は、メインで2割。サイド後で3割」
は正しい分析と思います。じゃあこのデッキに、トロンそろえる意味あるの?と。
それよりは、1枚、1枚プチプチ、ゆっくり対処していく、というのが勝ち方ですよね。
なにより、灰色熊や皇帝一角獣もダブルシンボルなので、「併合」も結構効いちゃう、のがヤバイ。デュアルランド1枚パクるだけで、結構事故る。
そんなんで、あまりにも有利なマッチアップなせいで、しかも決勝緊張で、
「あ、トロンそろってる〜〜!キ〜〜プ!!」
しちゃったそうです。そして聞かれたのにもかかわらず、てきと〜〜に
「いいんでない?」と答えてしまいました。
これが、私の最大のプレイミス。
結果は、その後土地引いて、灰色熊3体に何も出来ず撲殺されて負け。
これマリガンしてたら、ホント、コッチのデュエル関係無く決勝終わってますよね。
そして、その後も片山君は負けてしまい、私にすごい重圧が掛かる事になってしまったと。
これまで予選で、圧倒的不利な「シーストンピイ」でさえ、流石のプレイングで跳ね返してきたエースのまさかの圧倒的有利からの黒星。
谷井物語の物語の結末として、「プレッシャーとの戦い」というチーム戦のテーマがよく出ているエピソードではないでしょうか。
これぞ、谷井物語。
ベスト4が決まった後、決勝までにかなり時間が空きました。
ここで、ただでさえ緊張に弱い谷井君はおかしくなってました。
ただでさえ、悪い顔色が、真っ青なのです!
そりゃそうか。初2日目。初フューチャー。初決勝。
緊張もするでしょう。
そして準決勝の相手は3回戦で当たった、チームKiosk。谷井君は、有利なボロスデッキに負けてるんですね。
「有利なんだから、勝たなくてはいけない」
ただでさえプレッシャーのかかりやすいチーム戦。そして決勝。そして有利、と分かっているマッチアップ。そして1回は負けてる。
すべての緊張のネガティブ要素が結集してます。もうなんか合体召喚しそうなぐらい。
そこへ谷井君、「胃が痛い・・・・」といってフラフラとどかかに消えていったりします。
「だめだこりゃ。片山君、谷井君は流石に無理ぽいな。僕がガンバルわ。グレーターギフトには2回当たったから、なんとか戦い方は分かる。」
そんな話をして、フラフラと空を見上げながら帰って来た谷井君に一言。
「ま、勝たなくていいから。有利、と言っても、こうゆう舞台で勝つ難しさは分かるしね。それに僕と片山君でなんとかなりそうだし。」
さらに、
「ここまで来れて、浜松までの旅費プリベントしたしな。十分よ。ミスって負けていいよ。」
ま、これが関係したかどうかは、わかりませんし、チャンプアタックもしちゃってるみたいですけど、結果、相手を瞬殺。さすが腐っても谷井君。で、僕はやっぱり負け。
そしてお待ちかね、最大のプレイミス、とは?
Game 1
震える手で初手を確認する北山。
《残虐の手/Hand of Cruelty》《闇の腹心/Dark Confidant》《屈辱/Mortify》《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》《平地/Plains》《永岩城/Eiganjo Castle》
これで黒マナがあればキープしたのだろうが、北山はマリガンを選択。一方、片山はキープ。
まずは北山が《酷評/Castigate》から。そこで確認した手札が
《差し戻し/Remand》《撤廃/Repeal》、残りは土地。
だが、この土地が問題だ。片山の前には既に《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》が置かれているが、手札にあるのが《ウルザの塔/Urza’s Tower》に《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》。そう、片山は何の苦もなくナチュラルに3枚を揃えていたのだ。だが、それを使うカードはまだない。
この場面です。分かるかな?
実は、谷井物語はほとんどアドバイスや相談はしてません。
個人スタンダードをバラバラにやってた、みたいな感じ。デッキもバラバラの調整。
でもたまに、片山君が初手のハンドを見て、
「さいとーさん、これキープしてもいいですよね?」
と聞いてきてました。
そこでの僕は、ハンドはほとんど見ずに
「いいんじゃない?」
と即答。ひどい時は、
「今コッチで精一杯なんだよ!自分で考えろよ!」
とか。でもそれはそれでいいんですよ。彼は青系のコントロールを長年使い続けている訳だし、僕の判断よりも、彼の判断の方が正しいに決まってるワケで。
しかし、決勝では谷井君の心配ばかりで、片山君の心配は何もしてませんでした。
この時も彼に聞かれたんですよ。
「これ、キープしていいですよね??」(ウルザトロン揃ってる、土地5枚ハンド)
「・・・・いいんじゃない?」
これがね。やっちゃったね。これマリガンですわな。
しかも他の2枚が差し戻し、に撤廃、て。
相手のデッキが名誉の手、残虐の手というイゼットロンにとっては、ダブルシンボルの灰色熊が8枚あるわ、 清麻呂の末裔も2/3のバニラだわ、というデッキ。
相手の「勝率は、メインで2割。サイド後で3割」
は正しい分析と思います。じゃあこのデッキに、トロンそろえる意味あるの?と。
それよりは、1枚、1枚プチプチ、ゆっくり対処していく、というのが勝ち方ですよね。
なにより、灰色熊や皇帝一角獣もダブルシンボルなので、「併合」も結構効いちゃう、のがヤバイ。デュアルランド1枚パクるだけで、結構事故る。
そんなんで、あまりにも有利なマッチアップなせいで、しかも決勝緊張で、
「あ、トロンそろってる〜〜!キ〜〜プ!!」
しちゃったそうです。そして聞かれたのにもかかわらず、てきと〜〜に
「いいんでない?」と答えてしまいました。
これが、私の最大のプレイミス。
結果は、その後土地引いて、灰色熊3体に何も出来ず撲殺されて負け。
これマリガンしてたら、ホント、コッチのデュエル関係無く決勝終わってますよね。
そして、その後も片山君は負けてしまい、私にすごい重圧が掛かる事になってしまったと。
これまで予選で、圧倒的不利な「シーストンピイ」でさえ、流石のプレイングで跳ね返してきたエースのまさかの圧倒的有利からの黒星。
谷井物語の物語の結末として、「プレッシャーとの戦い」というチーム戦のテーマがよく出ているエピソードではないでしょうか。
これぞ、谷井物語。